おくることば 3巻の内容ネタバレと感想【マガポケ】

あらすじ|佐原が誘うも、いつも交差点に戻ってしまうみったん。彼女の行動理由が分からない佐原だったが、現実世界の出来事とみったんが事故にあった当時の出来事が重なり、これまで気づかないふりをしてきた事実と向き合いことに。そうして事故の真実が見えてくるのだった。みったんや佐原は死んではいなかった……⁉

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3巻 本編ネタバレ

横断歩道へと戻るみったん

3巻の冒頭、死んだ佐原とみったんは謙汰のサッカーの練習試合を見学しています。
そんな試合の中で謙汰は転んでしまい怪我をしたため、保健室に行くことに——。

佐原もついて行こうとみったんを呼びますが、みったんは交差点へ戻っていきました。
どうやらいつも1人でに戻ってしまうようで、学校方面を向いたまま横断歩道のど真ん中に佇んでいます。

——保健室では佐原と千秋、謙汰の3人がいたところに謙汰の母親がやってきて、千秋を人殺し呼ばわり。

一方、メイは父親と帰っていました。
珍しく娘に返答してもらえたからか、マジ卍ウレピーと答えます。

そんな中、父親は意味深な言葉を発し、幽霊などいないとメイに伝えました。
しかしメイには死んだはずの佐原やみったんが見えています。

みったんの家庭環境

みったんが生きていた頃の家庭環境が判明。
母親は優秀な謙汰ばかりを甘やかしていたがために、みったんは駄々をこねるようになったみたいです。

自分も褒めてほしいと思うもなかなか褒めてもらえず、そんなときに佐原や千秋と出会い、2人にたくさん褒めてもらえるのが嬉しくて好きになったと見てよいでしょう。

……3巻の3分の1を超えたあたりから、物語の真実が明らかになっていきます。

真実その①:みったんと佐原

まず、死んだと思われていたみったんと佐原ですが、生きていました。
2人とも入院しており、植物状態もしくはそれに近しい状態で眠ったままとなっています。

それぞれの両親の意向で、死んだことにしてほしいと周りに伝えていたようです。

しかしながら、そうなるとメイが見ていた2人はなんだったのかという点に至りますが、彼女が見られるのは生死をさ迷う人間とのこと。
現に佐原やみったん以外の亡くなった人間を一度も目にしていないと取れる発言をメイはしており、作中でも彼女が他に死者を認識している描写は一切ありません。

彼女の父親が幽霊などいないと言っていた伏線がここに繋がります。

真実その②:みったんの事故

物語の冒頭から、みったんを殺したのは千秋であると思われていましたが、彼女はみったんを殺してなんていませんでした。
さまざまな事象が重なり招かれた最悪の事故だったのです。

なんがかんだみったんをトラックでひき逃げした運転手が悪いのですが、みったんの母親や兄の謙汰の彼女への接し方、佐原が事故の原因を作った張本人と言えます。

そして作中、どうしてみったんは喋らなかったのか、いつも交差点に戻り横断歩道で佇んだ状態でいたのかも判明します。

真実その③:佐原の事故

実は佐原も千秋に突き飛ばされて事故にあったわけではありませんでした。
事故当時、トラックが来ているにもかかわらず車道へと歩いていく彼を、千秋は止めようとしていたのです。

佐原はみったんの事故の原因が自分にあったことを分かっていながらも向き合いたくなったため、これまで現実逃避して生きていたみたいです。
そんな中、横断歩道の向こう側にみったんが見え、自分から車道に出たところをトラックに轢かれたのが1巻の冒頭の内容となります。

千秋に突き飛ばされて殺されたと勘違いしていたのも、佐原の心がみったんの事故以来、壊れてしまっていたからと考えられます。

真実その④:千秋の笑顔

物語の随所に千秋が不気味に微笑むシーンがありましたが、これは亡くなったときほど笑顔でいてほしいという彼女の祖母の願いだったようです。

そのため、悲しいことがある度に微笑むようになり、皆に気味悪がられる結果となりました。しかしそのことを佐原に伝えたら、そのままで良いと言われたので、今でも笑顔を作り続けているみたいですね。

最終話

本編にてどうぞ!

3巻 感想レビュー

このネタバレ記事を作成するにあたり本作を何度か読み返したのですが、出るわ出るわ新しい発見!笑

あまり詳細に書きすぎるのもどうかと思ったので、多くの読者が気になっていたであろう真実を中心にかつ大まかに執筆しました。ぶっちゃけネタバレ記事とは別に、いつか考察記事を書きたいですね。

それほど1回読んだだけでは分からない多くの気づきを得られた作品です。至るところに伏線が散りばめられています。

2巻の終盤付近から見えてくる佐原の無神経さには嫌気が差すものの、それでもハッピーエンドで終わったので良かったと思います。

3巻のあとがきにも書かれているのですが、作者の町田とし子先生と担当編集者さんの間では、8話目までバットエンドとしていくつもりだったみたいです。

いや本当に、みったんを救ってくれて本当にありがとうございます!!!と切実に思う今日この頃。考察好きの筆者にとっては、読み応えのある素晴らしい作品でした。

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