アンテン様の腹の中 2巻の内容ネタバレと感想【少年ジャンプ+】

あらすじ|心の底から愛し合える夫婦になれることを望んでいた伊平だったが、本気で愛してくれる妻に巡り合えず、繰り返し彼女たちを殺めていく。中にはアンテン様のお供え物にされる妻も……。そんなある雨の日、信乃という女性がやってきたことにより、伊平の人生は最悪な方向へと進んでいくのだった。

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2巻 本編ネタバレ

2巻には第4話の後編、第5話の前編・後編、第6話の前編・中編・後編が収録されています。

第4話 触らぬ神には 後編

伊平は町の男性を殺して土に埋めた後、帰路の道端に落ちていた信乃のかんざしを拾います。
家に戻って彼女にどうして後をつけたのかと尋ねますが、なんとか誤魔化そうとしている信乃。

かんざしは伊平があげたものではなかったため、彼はそのかんざしを外せと命令します。
しかし次に信乃から語られたのは、このかんざしが姉のものであるということ。

——信乃は伊平が殺したお小夜の妹だったのです。
信乃は姉が殺された事実を知り、伊平に襲いかかりました。

物語終盤、そんな信乃の元に黒鳥居が出現し、アンテン様と言葉を交わします。

第5話 守り神

藤村優一は、ブラック企業に勤める会社員です。
日常的に部長からパワハラを受ける中、スクラッチを削ることと母親にもらった大切なお守りに今日こそは早く帰れますようにと祈ることが習慣となっています。

しかし今日も終電を逃すまで会社に残る羽目に……。
帰り道にアンテン様が作り出した空間に迷い込みますが、眠気のあまりアンテン様の言っていることが頭の中に入らず、アンテン様にお菓子をひとつ渡して帰ってしまいます。

次の日、またもや迷い込んだ藤村はアンテン様にアドバイスされ、母親のことを想い今の仕事を無事に辞められるよう、お菓子の激レアシールをお供え。

これだけでは願いが叶いそうにありませんが、実は激レアシールを入れていた財布をポケットから取り出そうとした際、母親からもらった大切なお守りを落としていました。

翌日出勤すると、藤村の身の回りで色々な出来事が起こり始めます——。

第6話 起き姫物語

洪水により親も家も無くした伊那は、生まれ持った天性の声で生活には困っていませんでした。
そんな伊那の声を気に入った護王姫は伊那を屋敷に招き入れ、4年が経過します。

ある日、護王姫は戦で負けた武将の妻であったことから、その命を狙われます。
屋敷から逃げる道中、お腹の中にいた女の子を出産した護王姫は、我が子を伊那に託します。

赤子を抱いて隠れる場所を探し、知らぬ間に黒鳥居を通り抜けていた伊那。
護王姫に託された赤子がほとんど泣かず、このままでは死んでしまうのは時間の問題だったところにアンテン様が現れます。

赤子の命を助けるべく、伊那は自分の生まれ持った声を代償に。

そこからまた年月が経ち、赤子は沖姫様と呼ばれ、声を失った伊那たちとともに生活をしていました。
物語の行きつく先は儚くも、起き姫物語という題名に相応しい結末となっています。

2巻 感想レビュー

1巻の続きから2巻は新たに2つの物語を最後まで楽しめましたが、やはりどれもクオリティが高く、もっと読んでみたいと思える内容でした。次巻も絶対に買わなければ!

第6話はいわゆる歴史もの。あまり歴史物語を好まない筆者でも、これは面白い!と断言できるうえに歴史の勉強もできて一石二鳥です。

学生の頃に勉強した日本史が本作のように分かりやすければよかったのにと思いますが、まあ絶対に不可能だろうなと……。

とにかく、1話1話の伏線がしっかりありオチのある話となっているため、毎回カタルシスが得られて非常に満足の一言。第5話、第6話はともに心に来る話です。

このクオリティの物語を作られている樹先生や担当編集の方を、一読者として引き続き応援していきたいと思います。

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